
周りには散々「TIDALはいいぞー」と吹聴していますが、日々使っているとTIDALにもいろんな不満点や不便な点がでてきます。
それはどんなことか、というお話を「TIDALのデメリット」としてご紹介します。
TIDALのデメリットその1|利用料金の高さ
TIDALの利用料金は高め。
ライバルのAppleMusicやSpotify、Amazon Music Unlimitedが月額1,000円以下で利用できるのに対し、TIDALは倍近い金額になってしまいます。
円安の影響も大きく、僕の契約しているシンガポールの場合、1年前は月額1,600円程度だったのに今や1,920円まで値上がりしています。
もしもアメリカで利用していたなら、今はなんと2,700円。いくらTIDALが抜群に音が良いとはいえ、競合の2.5倍以上もしてしまう利用料金は躊躇してしまいますよね。
もちろん日本で正式なサービスを開始していない現状で利用料金の高さをデメリットとして語るべきではありませんが、海外の事例から推測するかぎり、日本でもやや高めの利用料金になることは間違い無いでしょう。
あと、TIDALを契約するとRoonも気になってくる方が多いハズ。合計すると毎月4,000円以上の出費となってしまいます。(TIDALを契約する国や為替レートで変動します)
TIDALのデメリットその2|現状スマホアプリのダウンロードが少し面倒
TIDALは日本でサービスを提供していないため、国内ではiPhoneやAndroid用のアプリが配信されていません。
そのため、アプリのダウンロードにはTIDALアプリを配信している国のアカウントを作成したり、VPNを利用したりと、それなりに手間がかかります。
ただし、この問題はTIDALが日本でサービスが開始されさえすれば即解決。兎にも角にも早くスタートして欲しいものですね。
TIDALのデメリットその3|再生が止まることがある
あくまでも「僕の環境で」の話になりますが、TIDALは再生が止まってしまうことがあります。
再生中の曲が終わって次に移らないだけでなく、曲の途中でとまってしまうこともあるのです。
この現象がハード(2015年製MacBook Air)の問題なのか、自宅回線(光マンションタイプ)の問題なのか、はたまたTIDALアプリの問題なのかは定かではありませんが、Spotifyでは経験したことの無い頻度で発生してしまいます。
以下のいずれかを試すことで必ず解決していますが、忘れた頃にまた発生するので困ったものです。
- TIDALアプリを最新にする
- TIDALを強制終了し、再起動する
- キャッシュをクリアする
TIDALのデメリットその4|曲が消えてしまう
TIDALは「マイコレクション」としてお気に入りの曲やアルバム、アーティストを登録しておくことができます。
非常にスムーズに登録できるので、どんどん登録していますが、後で聞き直そうとするとリストから消えていることがあります。
配信契約の終了でリストから消えてしまったならば「サブスクリプションあるある」なので気になりませんが、TIDALの場合少し状況が異なるのです。
具体的に説明すると、

ご覧の通り「マイコレクション」のトラックの中に再生できない曲があります。「ストリーミングには存在しないよ」と表示されるので、もう再生できない曲なのかと思いきや、

アーティストページから探してみると該当の曲は存在し、問題なく再生もできてしまいます。
曲が完全に消えてしまうよりは「マシ」であることは間違いありませんが、この現象は結構な頻度で発生するので地味にストレスです。そして、アプリケーションのバージョンアップでも一向に改善されません。
TIDALのデメリットその5|MQA対応機器が欲しくなる
TIDALを契約すると、その先に思わぬ出費が待っている可能性が高いです。
TIDALはMQA音源を再生できることが最大のメリットですが、MQAに対応した機器を持っていないと最大限にMQAの音質を楽しむことができません。そのため、TIDALを利用していると、MQA対応の機器が欲しくなってしまうのです。(TIDALアプリでMQAの再生は可能)
僕の場合、TIDAL契約時にMQA未対応のDACを3台持っていましたが、どうしてもフルデコード対応のDACを試してみたくなり、iFi audioのZEN DACを追加してしまいました。
まぁオーディオ好きとしては、新しい機材が欲しくなることが「デメリット」と言えるかどうかは怪しいのですが、お気に入りの機材を変更したくなる可能性があるサービスだということは想定しておいても良さそうです。
まとめ
以上、TIDALのデメリットについてご紹介でした。
なんだかんだと気になる点はありつつも、TIDALは非常に満足度の高いサービスです。
最大の欠点は日本でサービスを提供していないことですが、それもまもなく解消されるはず。(されます、よね?)
もう待てないよ、という方は海外のTIDALを契約する方法もありますので試してみてはいかがでしょうか。

コメント