
タイトルの通りですが、ZEN Streamのexclusive modeが使えなくなってしまいました。
もちろん、「突然に」という訳ではなく、ZEN Streamのファームウェアを最新(2.32.12)に更新した以降のことです。
もう少し症状を説明すると、ZEN Streamのexclusive modeをRoonに切り替えると、ZEN StreamがRoon Readyのディバイスとして表示されなくなってしまうのです。
ファームウェアを最新にした直後は問題なく動いていた気がしていたのですが、翌日から上記の症状が発生し、何度試してもZEN Streamを見つけることはできません。
現行ファームウェア(2.32.12)の仕様らしい
上手くいかないので、ifiのサポートに連絡したところ、早々に回答を頂きました。
結論としては、「現行ファームウェアの仕様」なんだそうです。
仕様と書くと、なんだかメーカーの狙い通りの動きのように感じてしまいますが、これは「バグ」ですよね。
ifi側も把握している問題のようで、今後のファームウェア更新で対応する予定になっているとのことでした。
また、読者さんんから頂いた情報では、「USB入力を選択していても、排他モードをRoon onlyにするとSPDIFモードに切り替わってしまうという」バグもあるそうです。
そんな訳で、ZEN Streamのファームウェアを2.32.12にするのはやめておいた方が良さそうです。
当分AIOモードで運用するしか無さそう
幸い、AIOモード(非排他モード)なら問題なく動きます。
exclusive modeこそZEN Streamの「ウリ」だと思うのですが、現在の仕様ならAIOモードで使うしかありません。(TIDALのexclusive modeは使えるので、恐らくRoon以外のexclusive modeは使えそうです)
海外のフォーラムを読んでみると、ZEN StreamのAIOモードとexclusive modeに音質の差は無いなんて意見もあるようなので、そこまで気にする必要も無いのかもしれません。そもそも、AIOモードで運用すると、Spotifyも再生できるので、使い勝手は断然良くなるんですよね。
次のファームウェア更新がいつになるのかは分かりませんが、当分の間はAIOモードで楽しもうと思います。
ファームウェアV2.32.16で解決、しかし新たな不具合も

随分と待たされましたが、ZEN StreamでRoonのexclusive mode(排他モード)が使えない問題は、ファームウェアV2.32.16で解決しました。
「Added new method to detect USB DAC devices that are DSD capable, fixed switch output device failed into roon_only.」とのことで、アップデートで無事使えるようになります。

注意点としては、出力先がSPDIFになってしまっている点です。

USBで出力する場合は、設定のオーディオから、USBを指定してあげる必要があります。
しかし、この設定は、DAC側の電源を落とすと再度出力先がSPDIFになってしまいます。なんと中途半端な対応なのでしょうか。ifiはこの辺の対応力がかなり低い気がしますね。
いずれにしても、現在の環境に不具合を感じていないのであれば、ファームウェアのアップデートはしない方が良さそうです。

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