SOUNDPEATS Chasersレビュー|高音質オープンイヤー型イヤホンが新登場!

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またまたイヤホンブランドSOUNDPEATSの新製品を試す機会を頂きました。

今回レビューするのは、2025年5月23日に発売されたオープンイヤー型イヤホン「SOUNDPEATS Chasers」です(製品は無償提供)。

2025年に入ってから、同ブランドのイヤーカフ型イヤホンを2モデル続けてレビューしましたが、今回の「Chasers」は耳掛け式のオープンイヤー型。耳を塞がない設計という点では同じでも、装着感や音質には違いがあるのか──実際に使い込んでレビューしていきます。

なお、読者限定のクーポンコードもいただきましたので、最後に紹介しています。購入を検討している方はぜひご活用ください。

目次

SOUNDPEATS「Chasers」スペックと特徴

まずはSOUNDPEATS 「Chasers」の特徴をスペック上から確認しましょう。

特徴1:耳をふさがず、長時間でも疲れにくい耳掛け型

Chasersはオープンイヤー型で、耳の上にひっかけるように装着します。

本体は、肌に触れる部分の80%以上に液体シリコン素材を採用し、柔軟性と肌あたりの良さに配慮した設計となっています。また、0.7mmの形状記憶合金フックを用いることで、装着時の安定性と軽快さを両立しています。(実際の装着感については後述)。

特徴2:LDAC対応の高音質

最大の特徴はLDACコーデック対応&ハイレゾ認証取得

18×11mmのコンポジット・ダイナミックドライバーを搭載し、再生周波数帯域は20Hz〜40kHz。Bluetooth接続ながら、最大96kHz/24bitまでの音源を再生可能な仕様となっています。

ただし、あいかわらずiPhoneはLDACに非対応なので、スマホの利用でLDACの恩恵を最大限受けたい方は、LDACに対応したAndroid端末との組み合わせが前提になります。

特徴3:バッテリー性能とアプリ連携も充実

Chasersは再生時間の長さも特徴です。

  • 単体再生:最大10時間
  • ケース併用時:最大37時間
  • 急速充電:10分充電で約1.5時間再生

さらに、専用アプリ「PeatsAudio」にも対応。EQ調整やモード切替なども可能で、細かいカスタマイズにも対応しています。

特徴4:ハイコストパフォーマンス

LDAC対応、ハイレゾ認証取得といった高音質仕様を備えながら、Chasersの通常価格は税込9,680円(2025年5月時点)。1万円を下回る価格帯としては、スペック面でも充実した内容となっており、価格と機能のバランスの良さが特長です。

Chasersの仕様とイヤーカフ型「UU イヤーカフイヤホン」との比較

Chasersの仕様と、参考までにイヤーカフ型イヤフホン「UU イヤーカフイヤホン」の仕様も掲載しています。

比べてみると、いかにChasersが音質に拘った仕様になっているかが分かりやすいですよね。

ChasersUU イヤーカフイヤホン
タイプワイヤレスワイヤレス
形式耳掛け型イヤーカフ型
本体操作タッチ物理ボタン
素材液体シリコン(本体の80%)
0.7mmニッケルチタン合金ワイヤー
高品質TPU
ニッケルチタン形状記憶合金
ドライバー方式18×11mmコンポジット・
ダイナミックドライバ一・コニット
10.8mm
デュアルマグネットダイナミックドライバー
再生周波数帯域20Hz—40KHz20Hz—20KHz
対応コーデックAAC、SBC、LDACAAC、SBC
BluetoothバージョンBluetooth5.4Bluetooth5.4
最大持続時間(単体)
※AAC、60%音量、正常モード。
ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF
10時間8時間
最大持続時間(ケース込み)
※AAC、60%音量、正常モード。
ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF
35時間30時間
重量 (片側)9.5g約4.7g
重量 (充電ケース込み)80.77g約46.73g
サイズ (片側)45.7×45.4×14.427.4×26.7×22.5mm
サイズ (充電ケース)88.3×62.4×25.863.7×49.8×30.6mm
充電時間 (イヤホン)1.5時間1.5時間
充電時間 (充電ケース)1.5時間2時間
充電コネクタUSB Type-CUSB Type-C
内蔵マイク片側2基片側1基
風切り音低減対応対応
急速充電対応
(10分=1.5時間再生)
対応
ダイナミックEQ対応対応
ムービーモード対応対応
通話用(ENC)ノイズキャンセリング対応対応(AI駆使)
マルチポイント対応対応
ゲームモード対応対応(0.08s)
防水性能IPX5IPX5
付属品SOUNDPEATS Chasers本体1
充電ケース1
Type-C充電ケーブル1
日本語取扱説明書1
アプリガイドカード1
SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン本体1
充電ケース1
Type-C充電ケーブル1
日本語取扱説明書1
アプリガイドカード1
発売日2025年5月23日2025年2月24日

SOUNDPEATS「Chasers」を実際に使ってみた感想

さて、ここからはSOUNDPEATS 「Chasers」を実際に使ってみた感想です。

装着感はしっかり&快適、激しい動きでもズレにくい

まずは装着感から。過去に試したイヤーカフ型に比べると、Chasersの本体は明らかに大きめで、存在感があります。しかも、重量も重めなので、装着感が気になっていました。

実際の装着感は、「長時間使用しても疲れない」という特徴通り、非常に快適です。最初につけた瞬間はややきつめの装着感に感じましたが、すぐに慣れました。

ちなみに、装着感で比較すると、小さくて軽いイヤーカフ型の方が好みです。あちらは本当に存在を忘れます。対するChasersは、しっかりと耳に載せて使うので、多少の付けている感がしてしまいます。

しかし、人によってはこのしっかりと付けている感のあるChasersの方が使いやすいという方もいらっしゃるかもしれません。実際に頭を大きく振ってもズレることはなく、ランニングなどのアクティブな用途ではChasersの方がが活躍しそうです。

いずれにせよ、インナーイヤー型のイヤホンに比べると、長時間装着しても疲れにくく、快適なイヤホンを探している人にとっては有力な選択肢といえるでしょう。

フラットで高音質

音質は、クリアで見通しがよく、解像感に優れたチューニングです。

デフォルトで「ダイナミックEQ」がオンになっているのですが、バランスのとれた心地よいリスニング体験が楽しめます。オフにするとやや高音が目立つ印象になるため、基本的にはオンがおすすめです。

LDAC接続でハイレゾ音源を再生したところ、やはり音の解像感がぐっと増すことを実感します。LDACに対応していないiPhoneで聴いてもかなり良い音で聴けるのですが、やはりLDACに対応した端末で聴きたくなりますね。期待薄だとは思いますが、なんとか対応してもらえないものでしょうか。

音質に関しては、

低音:振動ではなく“押し出し”で聞かせるイメージ。

中音:ボーカルはほどよく前に出て、こもり感もなし。

高音:空気感も自然。ハイハットの残響も綺麗。

という感想です。

ジャンルの向き・不向きは感じにくいですが、EDMやロックなど、低音の迫力を重視する方にとっては、やや上品すぎると感じる可能性もありそうです。

でも、長時間のリスニングとなると、Chasersぐらい落ち着いた音の方が疲れないんですよね。

音漏れは意外と少なめ

音漏れは意外と少なめです。もちろんボリューム次第ではあるのですが、周りに迷惑をかけずに使うことは可能です。試しに家族へ音漏れしているかを確認してみたのですが、「聞こえない」とのことでした。

職場やカフェ、ボリューム次第では電車や飛行機など周囲との距離が近い場面でも使えそうです。

周囲の音も聞こえやすい

オープンイヤーなので当然と言えば当然なのですが、周りの音も問題なく聞こえます。周りの音はしっかりと聞こえつつ、音楽は高音質で楽しめるChasers、良いです。

バッテリーは「仕事1日使っても大丈夫」

仕事中に使っても、昼休憩をはさみつつ17時までバッテリー切れなし。さらに10分の充電で1.5時間再生できる急速充電対応なので、バッテリー面での心配はありません。

ただし、経験上カタログ値通りの10時間も持つ、ということにはならないはずです。他のSOUNDPEATSのイヤホンでは、ダイナミックEQを常時オンにする場合、2時間程度は短くなることがほとんどなので、Chasersも同程度と想定しておいた方がよさそうです。(そこまで使いっぱなしにしたことがなく、未検証です。すいません。)

ケースは大きめ。持ち歩き派には注意点かも

唯一気になったのが、充電ケースのサイズ感。Chasersの充電ケースは大きい、いや、かなり大きいです。

重量(80.77g)もそれなりにあるので、お世辞にも「持ち歩きに最適」とは言えません。

ただし、私のように在宅ワークで使う場合や、オフィスに置いておく場合は特に問題なし。多少重くても、バッテリーが長持ちするChasersは使い勝手が良いです。

アプリでは多くの設定が可能

アプリでは、他のSOUNDPEATSのイヤホンと同様に、イコライザーで自分好みの設定にできたり、ゲームモードやムービーモードなどに切り替えることができます。

Chasersの場合、「集中モード」という新しい機能が使えるようになっています。この集中モードは「アルゴリズムにより、騒がしい環境下でもよりクリアな音をお届けすることを目指している」という機能です。

オープンイヤー型のChasersに関しては、この「集中モード」で周りの音が消えるなんてことはないのですが、多少騒がしさが減る気はします。

しかし、ノイズキャンセリングを期待するような層はそもそもオープンイヤー型のイヤホンなんて使わない訳で、この機能はあくまでもオマケ程度に考えておいて良いでしょう。

Chasersはオープンイヤーでも音質を妥協しない人におすすめ

SOUNDPEATS Chasersは、オープンイヤー型イヤホンでも高音質は譲れない、という方にはまさにぴったりな製品です。

  • カナル型が苦手、耳が蒸れやすい人
  • 職場や在宅ワーク中でも周囲の音を取り入れつつ高音質で音楽を楽しみたい人
  • Android端末でLDACを活用したい人
  • 音質もコスパも妥協したくない人

また、現在イヤーカフ型を使っていて、もう少し音質にこだわりたい方にもおすすめです。

「SOUNDPEATSなら、Chasersとイヤーカフ型、どちらがいい?」と聞かれたら、個人的には“両方持って使い分ける”のが正解かもしれません。イヤーカフ型は軽量で装着感が非常によく、音質も十分。一方で、Chasersの音質は一段上で、特に静かな環境でじっくり聴きたいときに真価を発揮します。

なお、もともと1万円以下のオープンイヤー型イヤホンでLDAC対応というハイコストパフォーマンスなSOUNDPEATS Chasersですが、販売開始を記念して、Amazonクーポンコードを発行してもいました。

ご検討の方はぜひご利用ください。

クーポンコード: SPCHRSBG06

割引: 10%OFF

対象商品: SOUNDPEATS Chasers

開始日:2025/05/23 12:00JST

終了日:2025/06/02 23:59JST

最終価格:6,970円

通常価格:9,680円

ページ上の割引とクーポンコードの併用で、合計約28%OFF。

販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0F3BSVRPH

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この記事を書いた人

オーディオ歴は20年以上ながらも低予算運用につき機材の入れ替え頻度は極端に低め。JBLの4312mk2を愛用しています。聴く音楽は広く浅く。洋楽メインです。

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